海苔データベース

毎日食卓にある海苔にもかかわらず、
知らないこともたくさん?!
海苔に関する様々なことを学んでいきましょう!

海苔の生産地〔海苔の養殖場は大都会の河口付近で発達〕

  • 海苔は海藻の一種ですので、太陽の光と炭酸ガス、水を取り入れて光合成を行い、窒素・リン・鉄などの栄養塩(肥料分)を吸収して成長するというプロセスがあり、これは陸上の植物と同じです。必要な栄養塩の中でも、海水に不足しがちなのは窒素とリンです。海に栄養塩を補給するのは主に河川水で、とくに大都会の近くを流れてくる大きな川の水に豊富に含まれています。したがって、海苔の養殖場はこのような河口付近で発達しました。現在では、宮崎県をのぞく九州、瀬戸内海沿岸の各県、太平洋岸の愛知・三重・神奈川・千葉・宮城の各県、それと量はわずかですが北海道で海苔が養殖されています。海苔の生産者は年々その数を減らしてはいますが、技術の向上や機械化により、現在全国で板のりは年間約85億枚の生産量となっています。

海苔が食卓に届くまで

海苔出前講座

  • 当組合では、より多くの方に海苔の流通やおいしさを知ってもらうため、千葉県内の小学校や地域センターなどを中心に、定期的に組合員が「海苔出前講座」に伺って御海苔についてお話してさせていただいております。

のりの消費動向〔コンビニなどの業務用に堅調な需要〕

  • 総務省の「家計調査報告書」によれば、家庭用の海苔の消費は前年並みの横ばい状態にあります。一方、業務用の海苔の消費はコンビニエンスストアを中心に堅調な需要があり、贈答用は景気動向の影響を受けているようです。近年、コンビニエンスストアは出店数が大幅に伸び、これによる海苔の需要は更に高まっていますがその要因とは、主に「おにぎり」なのです。

のりの規格と品質〔基本サイズは、横19cm・縦21cm〕

  • 海苔の基本的な大きさは、横19cm・縦21cmです。尺貫法の時代に6寸3分・7寸と定められていたものを換算したものですが、基本サイズが決まる以前の江戸時代は海苔の生産地ごとに大きさや厚みが違っていました。なお、重量は乾のり1枚3gが基本とされています。海苔の品質は一定の規格にもとづいて専門の検査員が厳しくチェックし等級を決定します。一般に「海苔の原藻の形が整い、抄き方がていねいで、色は濃く、光沢があり、香りがよく、乾燥度が9%以下」の海苔が上等とされています。

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